A g e n t P r o v o c a t e u r
「エージェント・プロヴォクター」
美意識高い淑女にはおなじみのランジェリーブランド。
創設者はジョー・コーレ
あのマルコム・マクラーレンと
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
実子です。
ちなみに最新コレクションはロイヤルウェディングちなんだもの。
その血統に従うかのように
ただのセクシーやエロティックに終わらない
ユーモアと哲学に満ちたランジェリーの数々は
たびたび、話題となっています。
さらにAgent Provocateurで特筆すべき点は
ショーウィンドウ。
あのブロンディのデビー・ハリーをしてそう言わしめるほど。 その中から今回はかなりパンチの利いた作品をご紹介 |
[ Weapons of Mass Distraction ]
大量破壊兵器
2001年の9・11米同時多発テロ
それを機に英米国はイスラム国家
とりわけ、フセイン政権下にあった
イラクとの対立を深めていきました。
そして2003年、ついにイラク戦争へ突入。
昨年、オバマ政権の終息宣言までの
7年間、多くの犠牲が出ました。
当時のアメリカ、ブッシュ政権が
攻撃を正当化する理由としてあげていたのが
イラクが大量破壊兵器を保有していることでした。
しかし探せど探せど
大量破壊兵器は見つからず。
アメリカはまるでベトナム戦争のような混沌に陥り
挙句、「大量破壊兵器は無かった」
とう結果に終わりました。
そんなイラク戦争開戦の2003年
ロンドンの街に現れたのが
このAgent Provocateurのキャンペーン
忘れないでください。
Agent Provocateurはランジェリーショップです!!
血どろ
骨
マシンガン
・
・
・
もう一度言います。
Agent Provocateurはランジェリーショップです!!
商品と呼べそうなものは
メッセージが入ったニッカーズ
と
ニュークマークのニップレス
くらい。
昔は階級社会への反抗
今は温暖化防止
社会問題をファッションで訴える
母上、ヴィヴィアンの血は
立派に息子にも流れています。
住民から店に投石をうけた両親同様
このウィンドウディスプレーには
ハードな仕打ちをうけた模様
ここにジョー本人のコメントを
メールに始まり、警察がきて、
最後には「肉を売る免許は無いはずだ」と言いがかり
敵もなかなか。
さらにこのディスプレイの凄い所。
動物の死骸系は
現代アートの稼ぎ頭
によるもの。
まさにイギリスのヤンチャボーズ集合の図ですね。
そして
私が
ほかにもスポーツやメイドやら
数多くのカワイイキャンペーンがあるにもかかわらず
これがお気に入りな理由
それは、ニッカーズのメッセージです。
拡大しましょう
「The only bush I trust is my own 」
「信じられるのは私のブッシュだけ。」
BUSHはかけ言葉。
一つは、イラク戦争開戦した
「ジョージ・W・ブッシュ」
もう一つは「茂み」
この位置に書いてある「茂み」
もうおわかりですね?
このあたりのキレのいいユーモアも
血は争えないといいましょうか…
最高!!
May U live 2 see the Dawn
poppo
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